2023/07/16 ONTAKE100k(本番)

 

今年も来たあっ!

 

7/16sunに開催されたONTAKE 100kに、ひとり、車中2泊3日で参加してきました。(家族も友人もこんな趣味に付き合ってくれる人いませんもん)

 

夜中の0時にスタートし、朝・昼と山のなかを徘徊して次の夜8時までにゴールを目指す、私にとっては楽しい楽しい大冒険!

 

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毎年御嶽山の麓でこの時期に開催されていますが、最近では2020年と2021年はコロナで中止され、昨年から再開。

 

私は2019年、2022年に続いて参加は3開催連続。

 

2019年は17時間弱で完走

2022年は54km地点でリタイア

 

ONTAKEは毎年のように大きくコースが変わります。

2019年は大きく1周して103km(累積標高約2400m)でした。

2022年は累積標高は忘れましたがキョリは2019年と同じくらいで、コースは第1ステージ54kmを周回した後に一旦スタート地点(兼、関門)に戻って、さらに第2ステージ49kmを周回してくる8の字状のコースでした。

 

2022年は第1ステージを走り終えたときに疲労や眠気の誘惑に負けてリタイアしてしまいました。まだ関門締切(10時)まで2時間もあったのに。

 

今回はそのリベンジです。

 

今年のコースは珍しく昨年とほぼ同じく8の字を描くコースですが、

キョリは109kmで累積標高は3700m

あるそうです(重要なんで強調しときました)。キョリが少し延び、累積標高も1.5倍あるので、完走した2019年よりちょっと厳しそうだぞっ。


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けど、今年は絶対に第1関門を突破して第2ステージを走ります!(誘惑に負けないっ!)第2ステージへスタートできさえすれば、完走はおそらくできるだろう。。

 

ちなみに、、

本大会は100キロレース(制限時間20時間)と100マイルレース(160キロ、24時間)があり、100マイル参加者は第1ステージを2周してから第2ステージに入ります。キョリも相当タフですが、必要な精神力もハンパないです。過去に100キロを14時間以内で完走しなければ100マイルに参加できません。

 

 

◆7/15sat

朝9時に自宅を車で出発。

途中、岐阜県に入ってからいつもの道の駅・賤母で昼食をとり、晩ごはんを仕入れる。

 

ランチ↓うなぎとたまごととろろ入りのお蕎麦。


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「半分青い」を見てから岐阜県で必ず頂く五平餅はピンボケ。

 

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大会会場には15時半頃に到着。

 


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高速道路で大きな渋滞が発生していた関係で、17時までの受付が延長されるらしい。

 

受け付けの後は車でマッタリ。

 

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ゼッケン取り付け、ザックへの装備のセット、関門箇所で受け取れるデポジットバッグの整理などをして、薄暗くなってきたので晩ごはんを頂く。毎回この大会で出店されているおばちゃんの焼き鳥もまた買ったんでそれも頂く。

 

日が沈んで涼しくなってきたらひと眠りしようと思っていたんですが、案の定、そわそわして寝られません。

 

自分の車の後ろスペースが空いていたんですが、19時頃に高級外車が駐車してきた。女性が出てきたと思ったら、そのままレースの準備を始め、さらにウェアもレース用を。えらく早々に準備してはるなあ。

 

と、チラッと見えたゼッケンが、赤バージョン!

 

マ、マイラー

 

そんな猛者に見えなかったんで話しかけてみると、やっぱり100マイル参加者!(マイラーと話したの初めて)しかも過去4回100マイルを走って全て完走しておられる。それ以前にも100kmを3回完走してて、ONTAKEの過去7レースは全て制限時間内で完走してるとか、、

 

すごい、、!

 

そういう人もいるんだねえ。こちらなんか54kmでヘタってプチ満足感を得て帰ってたのに。

 

おかげさまで私もテンション・アップ!

 

私も今年は第2ステージに突入してなんとかゴールするぞ!(マイラーの前でレベル低いわー)

 

寝られないついでに夜8時のマイルのスタートを見物に。20時ちょうどにマイラーの皆さんが多くの声援を受けながら真っ暗な山へ向かって出発していきました!これから160kmか、、、がんばれっ!

 

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寝られないままグダグダと過ごし、22時半頃からレースウェアに着替えはじめる。

デポジットの受け付けが23時半までなので23時過ぎに出ようと思って準備したが、

ここで大雨!

外で車の荷室を開けて用意してたのであわてて車内に避難。マイラーさん達はずぶ濡れかなあ。

車内で準備を終え、小降りになるのを待って、

いざっ!

 

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過去2回はこのアーチ状の大屋根の下でスタートを待ちましたが、今回は屋根なしのところで待機でした。

 

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待機中も大雨になったり小雨になったり。気温がさほど低くないので、レインウェアは着込まず。

 

ランナー全員、御嶽山に正対して、

二礼二拍手一礼

時間は7/15の23時59分

残り10秒からカウントダウンして、時刻7/16の0時、我々100kmの部もスタートしました!

 

 

◆7/16sun

 

(第1ステージ、スタート)

 

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当たり前ですが、周りは真っ暗闇。みんなヘッデン点灯させて走ります。みんな強力なヘッデン付けてるんで、自分のは点灯しなくても大丈夫なくらい。


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暗くて見えませんが、湖を横断する橋を渡ってる最中で、先のランナーは湖岸に沿って左へ向かってます。写真で分かりますかね?先行者のライトの長い連なりが。


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先行者との間隔が広がってくると足元が暗くて危ないんで、自分もヘッデン付けます。


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まだ序盤ですが、しばらく登りっぱなしなんで、心拍数高め。早くもゼーハーしてます。。

 

 

ひと山越えて25km地点のエイドに到着!


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カットされたオレンジがてんこ盛り。これがまたウマイんです。むちゃくちゃウマイんです!

1つ、2つ、手が止まりません。3つ、4つ、、

まだ25kmですが、それなりに疲れているカラダに柑橘系が染み渡ります。ここのエイドにずっといてもいいって気持ちになりましたが、なんとか振り切って再出発。

 

昨年、ここのエイドでは給水タンクの数が足りず、順番待ちで長蛇の列ができていましたが、今年はタンクを小さくして数を増やされたようで、とてもスムーズに給水できました。

 

 

引き続き真っ暗闇の中を走ります。ここからは第1ステージの最高点まで再び登りっぱなし。

 

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分かりにくいですが、少し空が明るくなりつつあります。ハァ、ハァ。登ります。


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明るくなりはじめると、あっという間に朝。緩い登りですが、しつこいほど続きます。ハァ、ヒィ、


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ようやく、ようやく、第1ステージ最高点!


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ガスってて景色なんも見えーん。

 

 

ここから第1関門まではずっと下り。

 

と思いきや、少し下っては平坦になって、の繰り返しがしばらく続く。なかなか標高が関門地点に近づきません。

 

上りがなくなると体温の上昇が抑えられるので、少し寒くなります。動き続かなければ体力低下もあって低体温症の可能性もあるんじゃないか?

 

脚も疲れてきて、良からぬ心の声(リタイア?)が聞こえてきます、、ハァ、フゥ、

 

延々続く林道↓ONTAKEらしいコースです。サーフェスはガレてて石や岩がゴロゴロ。足の着地点の選択に忙しかったり、拳大の石ころを蹴飛ばして爪先がイテテとなったり。


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延々続きます。ハァ、ハァ、


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ここまで40kmほど走ってきて、正直、結構疲れてます。フルマラソン1本くらいだし、そりゃ疲れますわ。

 

(そして、少しずつ「第1関門でリタイアする?」の心の声が、、大きく、、)

 

かなり下りてきました。上りは体力・心肺がつらいですが、下りは足と脚への負担が半端ないです。これだけ長く下ると着地の衝撃が延々続くので足裏が痛むし太ももの筋肉が悲鳴を上げ始めます。


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この頃には本格的に「第1関門でリタイアする?」↔️「それじゃ前回と同じやん」の自問自答が始まるw

 

なんだかんだで50kmほど走ってきたので、ヘタレな私の脚はかなりへたってます。

 

たしか関門まで4-5kmくらいのところかな。渓谷の水が青い!思わず立ち止まってしばらく眺めてました。


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心の声になんとか抗いつつ、でも抗い切れず、「とにかくまず関門地点へ行って、デポバッグもらって、次の準備して、その時点で行けそうなら行こう。」と判断先送り。

 

この後、ぐんぐん気温が上昇。照り付ける朝日を浴びながら、アスファルトの道を4kmほど走ってようやく第1関門に到着!(スタート地点に帰還!)関門の直近は走れず歩くことしかできませんでした。

 

第1関門到達は8時32分(関門締切は10時00分)、手元の時計でキョリ56km

 

 

デポバッグをもらう。

中から取り出したシートを木陰に広げ、シャツを着替え、靴と靴下を脱いで足を乾かす。ここで乾かさないと皮膚がふやけて靴ずれするんで。

 

そうしながらバッグ内の食料のうちジェル系を体内に流し込む。その他、カロリー高めでしっとり系のドーナツやソフトバーの類も入れてたけど、食べる気がせず。

 

近くのランナーがColaミニ缶

プシュッ!

私もデポにシュワシュワを入れとこうかと思ったんですが、まな温くなるしやめました。。でもグビっておられる様子を固唾をのんで思わず凝視。(次回は絶対入れておこう)

 

大会テントのところでオニギリ2つ配布してくれてたので、靴下履いたらもらいに行くことにしよう。

ザックの中身を第2ステージ用に入れ替え、足にワセリンたっぷり塗って靴下履いて、ボトルの水も補給し、準備は完了。後は再出発するだけ。

 

第1ステージ後半、なんども、なんども、リタイアの誘惑にかられましたが、ちょっと休めば忘れてしまうのが私のいいところ。

 

 

 

(第2ステージ、スタート!w)

 

30分ばかり休んで再出発です。


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休みながら今後の展開について考えてました。行くことを前提に、でも足裏に水膨れができてたり、脚の消耗加減から、ここから先は早歩き&ときどき小走りくらいだろう。

次の第2関門(15時)までは約29kmなんで、9時頃に出ればキロ12ペースで間に合う。なら、アップダウンの程度にもよるけど、早歩き&小走りなら間に合う可能性大。

という計算結果もあって、再出発を決めました。ここでリタイアしたら、本当にリタイア癖が付きそうなんで。

 

とりあえず、第2関門手前のWS(ウォーターステーション)までを目先の目標にがんばろう!公式マップによれば約18km先です。

 

スタッフさんに「行ってきます!」と言って走り出す(ほぼ歩きですが)


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再出発直後の道↓右のランナーは第1関門へ向かう選手。関門の手前1kmほどは、第1関門に向かうランナーと第2ステージへ出発するランナーが行き違えます。みんな辛そう。


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走りたいですが、足裏が痛すぎて、それから両脚の内転筋がツッてて走れません。しかも、、

 

「あぢぃぃ☀️」

 

第2ステージをスタートさせて早々に後悔、、、


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ピーカン天気で、しばらく木陰もない道が続きます。途中で引き返すランナーもいました。私も、、と、また変な誘惑にかられますが、絶妙なタイミングでスタッフさんが満面の笑みで応援してくれます。

 

まだまだ頑張らねばっ!

 

再び山に入って、木陰があるとずいぶん体感温度が変わります。涼しくて助かります。


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日当たりが良いところは辛い。第2ステージも前半は標高上げっぱなし。


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痛い、暑い、、水分足りるか?

ハァ、ハァ


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さらに強烈な空腹感。

あっ、前の関門でオニギリ食べるの忘れてた!

空腹感、辛い、、

水分とってごまかしたいけど水の残りも少ないし。

 

黄色のテープ↓ときどき枝に括られてる大会の目印です。


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わおっ!

 

ザ・御嶽山


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いきなり登場!って感じ。堂々とした山容やなあ!このときだけは、喉の渇きも眠気も吹っ飛びました。

 

 

そろそろ前の関門から18km。WSがあるはずのキョリなんですが。ボトルの水がほぼなくなって、あとひと口くらいに。

やべっ

 

ザックに水はあるんですが、疲労感が強くて、ザックを下ろしてプラティパスからボトルに水を移すのが面倒くさい。。

 

なのでこれまでも給水はチビチビにしてて、基本的に水分不足です(これはあきません)。

 

水、、みず、、

 

急に景色が開けました。

御嶽山からのいくつかの沢の1本を渡るようです。後で調べたら、たぶん赤川と濁川の合流地点直下だと思われます。こんな山奥の沢の割に、なんて沢幅広いんだ!

奥の右手が御嶽山っぽい。


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それにしても景色が雄大です。

ONTAKEは、ひたすら林道を走るコースゆえに以前から「走る座禅」と言われたりして、どちらかと言うと景色を楽しむというより修行らしいストイックさが注目されていましたが、今回のこの御嶽山を麓近くから仰ぎ見れるのは最高!この景観を見れただけで来たかいがあった感がありました。

 

それはそうとボトルの水が底を尽き、それでもしばらく粘ってたんですが、いつになってもWSが見えない!しようがないんでザック内のプラティパスから補給。

 

この手前が面倒で。でも脱水するわけにはいかず。

 

もっと手軽に水を補給できるよう、装備を考えないといけません。(今後のレース参加時の宿題)

 

しばらく写真撮り忘れてましたが、この後コース脇に小さい滝があったので皆で給水。これが冷たくて美味しいんだわ。水質保証はないので自己責任で。

 

そしてそこから数百メートルで、ようやく公式のWSに到着。手元の時計では前の関門から20km(スタートから76km)。

 

2kmの誤差?一緒に走ってた人たちもみんな「まだか?」「おかしい」「あの滝がWSだったりして」とか言ってたんで、時計の誤差ではなさそう。

 

WSのスタッフさんに聞いてみたら、

 

「数キロ、動かしました」

 

あっ

 

 

そっか、OSJだったw

 

忘れてました、OSJクオリティー

 

 

この時点で13時過ぎ。第2ステージ出発時の計算によると、12時30分までにここに来てないと次の関門が厳しいという予想。

 

ここのスタッフさんに聞いても「余裕はない」って。

 

内心、WSまで行ったら今度こそリタイアしてもいいかも、なんて思いながら走ってきました。第2ステージに入って、一応は昨年越えはできたしね。

 

けど、、

 

WSに来てみたら、なんかここでリタイアする理由が見当たらない。少なくとも自分を納得させられる理由がない。

 

リタイアを決めて座り込んで搬送車を待ってそうなランナーが何人もいました。でも、きっと彼らは疲弊とか熱中症とかで体調が悪くて走れないんだろう。しかし、自分は「まだ動けるな」という感覚があった。

 

もちろん元気一杯動けることはないんだけど、11km先の第2関門までは行ける(本当に11kmかは疑問だけど。オーエスジェーだしw)。ここでリタイアしたら絶対後悔する。

 

そう思ったんで、またまたスタッフさんに元気よく「行ってきま~す!」と強がって、走り出す。

 

「まだ行くのかよー」

 

 

ここまでくるとランナーもバラけてきて、もう前にも後ろにもランナーが見えない時間帯が増えてきます。


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しかし走れない。歩いてばかり。しかも、できる限りの速歩をしてるつもりだけど、かなり遅かったと思う。

 

WSを出てから、正直なところ、第2関門突破はほとんど諦めてました。

 

後ろから抜かしていくランナーに励まされ、こちらからも「ナイスラン!まだ間に合うよ!」と応援しつつ無心で進みます。

 

この11kmは長かった。

 

けど、何人かのランナーが一時的ですが一緒に歩いてくれて、過去のONTAKEの話をしたり、第2関門に間に合うためのペースを話し合ったり。カラダはとにかく辛かったけど、ランナーといろいろ話せたこの時間は楽しかった。

 

第2関門まであと4kmくらいと思ったところで大会公式っぽいカメラマンがシャッターを押してました。すんごい無理して、その間だけは走った。格好つけるだけの余力はあったみたい。

 

けどまたすぐ歩きに戻る。関門締切まであと20を切りました。フレッシュなときだったら問題なく走ってクリアできるのに、今は全く走れる気がしない。

 

またランナーが抜かしていく。そのランナーが「あと2km弱らしいよっ!」と。

 

そうかあ。がんばってねー。

 

え?

 

ちゃっと待って。2km弱?

 

・・・

 

ホントかなあ?(オーエスジェーだし)

 

もし正確だったら、がんばって走ればまだ間に合うかも。間に合うのに走らなかったら、、やっぱり後悔する?

 

走る?

 

ただ、関門に間に合ってもさすがにその先は走れないでしょ。関門の後の山中で疲労で遭難するわけにはいかないしな。。

 

けど関門クリアだけでも、、

 

ええい!

 

行ってみるか!

 

走り出しました。というか、ペースはそのままで動きが変わっただけっぽい。自分でもおかしく思うくらい遅い。

 

間に合うのか?分からんけど、とにかく走る。走ってると少しずつカラダがほぐれる感じがして、少しだけペースアップ(といってもキロ8くらい?)

 

ようやく山を抜けて、麓の集落っぽいところにきました。あと6分。

 

するとスタッフさんが2人待ち構えてて、

 

「あと●百メートル!がんばれ!」

 

何メートルって言ったのか分からなかったけど、このまま走れば間に合いそう!?

 

後ろから追走してきたランナーが、

 

「あそこが関門!?」

 

「関門クリアしてリタイアする!」

 

と、こっちが思ってるのと同じことを、声に出して叫んで追い越していかれました。

 

そしてとうとう、私も

 

関門をパス!!

 

 

 

第2関門をクリアした最終ランナーの称号を得て、私の今年のONTAKEは終了しました。

 

 

第2関門↓は4年前のソーメンエイドがあった場所でした。


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というわけで、手元の時計の計測で約86km、14時間56分、関門締切4分前で、リタイアとなりました。

 

体力使いきったって感じ。リタイアした悔しさよりも、この状況(天候や疲労)でよくここまで来れたなあ、という気持ちです。

 

そう。第1関門でリタイアしようかどうかという状況だったのに、あそこからさらに6時間近く活動できたのは、よく頑張ったと自分に言いたい。

 

エイドでColaがあったので頂きながらスタッフさんに労ってもらいましたが、これまたエイドで提供されてたソーメンは、リタイア手続きと搬送の関係で、頂く時間がなく、残念。

 

リタイアの申請後↓マイクロバスでスタート地点に送ってもらいました。(アリガタヤ)


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スタートからリタイア地点までのコースマップ↓


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一応、5kmごとのラップも載せておきます。


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最後に覚え書きを少々。

(1)長時間動き続けられるカラダ作りが必要。

(2)ワセリンは足裏全体に(お尻にも)。

(3)給水は500mlを3本が良いかも。1本はザックに。

(4)行動食の見直し必要。

(5)走りながらおしゃべりすると疲れを紛らわせられる。

(6)あきらめない。

 

 

正直、やっぱり悔しい!

 

終わって数日過ぎると、第2関門パスできてたのにナゼ諦めた?本当に動けなかったのか?リタイア申請後も結構元気じゃなかったか?って。

 

当時のしんどさをすっかり忘れてるんでこんなこと思うんでしょうけど。

 

この調子じゃ、また来年も走るんだろうなー

 

 

帰り道も快晴で、途中の伊吹山もきれいでした。


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