後になると悔しい!
今年のONTAKE100kは、自身初のリタイア宣言で終了となりました。。
またエントリーするかもしれないので、簡単に振り返っておきます。
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今年のONTAKEは、スタート&ゴールの松原スポーツ公園を中心にした横8の字型のコースで、1stステージは東側周回コース54kmを走って一旦松原スポーツ公園に戻り、制限時間内なら2ndステージの西側周回コース50kmを走ってゴールします。
公式マップ↓雨の影響により前日に関門などが変更されました。
私が今回走ったのは1stステージの54kmのみ。SUUNTOでの実測GPSからのマップ↓左上の白いところが御嶽山。
実測の高低グラフ↓
時間、累積標高、ペースなどの走行データ。あいかわらず最高ペースは「んなはずない」ペース(計測間違い)です。
5kmごとのラップ↓
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7/17の0時スタートなので、前日7/16の朝に出発です。ゼッケンナンバーで受け付け時間が分けられてて、私は13-15時に受け付け。余裕をみて朝8時前に出発。
途中の高速SAで五平餅を購入。岐阜方面に行くと必ず頂きます。
開催地の王滝村に入ると、車で走行中に突然間近で「パンッ!!パンパンパンッ!!」 すると目の前を横切るように
野生の猿の群れ ダダダーッ!
ビックリしたー!
近くの地元住人が爆竹を鳴らしたようです。破裂音がした方から、おっちゃんが猿を追っ払うように走り出てきました。
松原スポーツ公園で受け付け完了。
受け付け中から降りだした雨がどしゃ降りに。写真に写ってるかまぼこ型の屋根の下に入っても、強い風で吹き込んできます。今日は断続的に大雨になりました。マイッタマイッタ。
駐車場も水捌けが悪くてこの通り。
はじめにスポーツ公園に車で到着したとき、大会スタッフから「四駆ですか?」と聞かれて、ハイと答えると第2駐車場に案内されました。
後で分かったけど、第2駐車場は足元が悪くて四駆じゃないとタイヤがスタックするかもしれないかららしい。
写真のような水浸しの足元だけじゃなく、ドロのぬかるみもあって、トイレへ行くにも億劫になります。駐車場からスタート地点へ集合する時点で、走る前から本番シューズが泥だらけ&浸水状態になりそう。。
さて、受付の後は時間潰しです。15時に受付したんで、スタートまで9時間もありますから。食べたり、うたた寝したり、読書したり、装備を整えたり、トイレへ行ったり。
とりあえず、途中の道の駅で買った朴葉(ほおば)寿司を頂きます。4種類楽しめます。
鮭
エビ
椎茸
これも道の駅で買ったプリン。ほんのりリンゴ味がして美味しいです。
その他、レース前のエネルギー摂取と言い訳して、どん兵衛うどん(スライス餅5枚追加)、バームクーヘン、アミノバイタルゼリーなどなど
きっと食べ過ぎw
まだ読んでなかった新田次郎の山の本があったので、図書館で借りて持ってきました。こうしてる間も、断続的に大雨が。
そうこうしてると11時頃になったので、雨が小降りのうちを見計らってスタート地点へ。デポバッグを預けて集合します。スタートの約50分前になりました。
ランナー達も集まってきました。
30分前からブリーフィングが始まる。
そしてONTAKE恒例の、ランナー全員で、御嶽山の神様へ向けて「二礼二拍手一礼」。
10秒前からカウントダウン。
7/17 0:00 スタート!
しばらくロードです。1000人ほどが列をなして走ってるんですが、山間部には街灯などなく真っ暗。そのせいで、長く連なるランナーのヘッドライトが遠くまできれいに見渡せます。
5kmほどロードを走ってから、林道に入ります。緩い上り。多くはこれからの長い道のりを考えて早歩きに変えますが、私は行けるとこまで小走りで。ここはちょっとがんばりました。
雨の影響か、気温が思ったより低くなったんで、心配だった暑さはなく助かりました。しかし早くもトイレ(小)に行きたくなる。。
15kmあたりに設置されたトイレに到着!けど1基しかないので10人待ち。。10分ほどロス。けど、終えるとスッキリして、やっぱり済ませて良かったと思いました。
トイレ待ちの間にランナー達をパシャ!
暗い中をライトで照らされた狭い視界で走ってると、だんだん眠たくなってきます。3年前に走ったときは眠たくならなかったけど、今回は、知らぬまに目がボーッとしてきます。スタートまでの待機中、うまく睡眠とれなかったんで。
4時頃から空が薄明かるくなってきました。どの辺りか忘れましたが、コースの様子です。
標高を上げたところからは、雲海っぽいものも見えました。
こんな感じである程度順調に走っていたんですが。
10km過ぎの下りと20km過ぎの下りで、足の指先にダメージを受けてしまってました。両足の親指が痛い!
過去のトレイル大会後の経験で分かります。この痛みは靴ずれじゃありません。
爪が逝くパターンです。
後で黒爪になって、しまいに爪が剥がれるヤツです。
今回は靴ずれ対策でHOKAを選んだんですが、実はHOKAではロードしか走ったことがなく、トレイルの上り下りなどは試走したことがありませんでした。しまったなー。。
近々家族でテント泊登山に行く予定で、その荷物の大半を私が背負わなくちゃならないので、足のケガは避けたい。なのに、シューズの用意を万全にしなかったのは悔やまれます。
準備不足でした。
なので、35kmあたりの1700mのピークを過ぎての下りで相変わらず痛みが生じるのを確認した時点で、中間地点54kmでのリタイアが頭によぎりました。
けど、これまでのレースで関門に引っ掛かったことはありましたが、関門に引っ掛からずに自分でリタイアしたことはありません。なので、今回も「いやいや、最後までがんばるぞぉ!」と気持ちを奮い立たせようとしてたんですが。
けど、ガレガレの下りで、足先に更なるダメージを食らい、気持ちが萎えていきます。
あれ?画面が消えた!
さらに、なんということか!ふと気づくとSUUNTOの画面が真っ白(真っ黒?)になってるじゃありませんか。GPS時計が故障しました。
時間も距離も標高も分かりません。
この状態でも、時間がたつと聞きなれたラップ計測時の音が鳴り、バイブします。なので、計測は続けてるらしい。けど、時間も距離も分からんって、ロングレースでは超不安。
加えて、この頃からザアザア降りの大雨に。
「これはリタイアした方がいいよ」
弱い気持ちが自分に囁いてきて、すぐ決心しました。
しかたない、リタイアやね
あーあ、気持ちが弱いですね。なにが「しかたない」だ。後になって悔しさ一杯です。しかし、一番悔やまれるのは、適正なシューズを用意できてなかったこと。54km地点まで走って体力がまだ残ってるのを実感してたんで、タラレバですが、「足先が大丈夫だったら」とか考えてしまいます。
自分以外にも同じ箇所でリタイアしたランナーがちらほらいましたが、制限時間までまだ2時間近くあるんで、ほとんどのランナーは2ndステージへ向かっています。その様子を見るのは複雑な気持ちでしたね。
あきらかに敗北感
と、いうわけで、3年振りに開催された2022年のONTAKEは、54kmでリタイアとなりました。
場所を変えて大食いしに行ったみたいになりましたw
やっぱり鍛え直して来年リベンジか?