念願の立山登山へ行ってきました!
忘れちゃったけど何年も前から立山へ行こう行こうと計画してました。けども、毎年いろいろな事情でキャンセルせざるを得なくて。昨年も「今年こそは!」と春に山荘を予約したけど、コロナ禍であれもダメこれもダメダメな状況になって。キャンセル。まさかその1年後になってもコロナが終息してないとは想像してなかったけど、出発の7/31時点で京都や富山には緊急事態宣言も蔓延防止等重点措置も発令されてないので、いよいよです!
行ってみると、初日はガスが多くてなかなか見通しが悪かったけど、2日目、3日目と、だんだん天気が良くなってきて、北アルプスのすばらしい景観を堪能できました!
【1日目・7/31】
朝04時に起きて、歯磨きやトイレなど最低限のことを済ませて05時に車で出発。なぜか全員カリマーのバッグです笑
昨夜のうちに作ってもらったオニギリをほお張りながら、名神高速、北陸自動車道と走ります。途中、SAで2度ほど休憩して、10時20分くらいに立山駅近くの駐車場に到着。近くといってもたぶん一番遠いとこかな。称名川に沿って少し上流に行ったとこで、たしか駅まで800mとかって書いてたし。
立山駅に着いたら、事前にweb予約しておいた切符を専用の機械で発券しておく。ここからケーブルカーとバスで室堂まで行くんだけど、予約したケーブルカーの出発時間は11時40分。まだ1時間ほどあるんで付近を散策。
まずは立山砂防工事事務所。国土交通省所管で、立山カルデラから崩れ出る土砂が常願寺川を流れ下って富山平野に被害が出るのを防ぐための砂防工事をしてる。今日は土曜日なんで閉門されてて進入できません。
けど、門の左へ行くと事務所の裏手(常願寺川の河川敷)へ行けます。そこには工事専用のトロッコ列車が!軌道幅610mmの極小列車で、人が乗るとほんと狭いです。今もしっかり現役で働いてます。18段のスイッチバックなんかが有名?ですね。
戻って、工事事務所の左手には立山カルデラ砂防博物館が。今日は企画展の開催期間中ということで、無料開放されてました(ラッキー)。中のほうが涼しいので展示を見学しなごら涼ましてもらいました。
時間になりましたのでケーブルカーに乗車!
美女平で高原バスに乗り換えて室堂へ!
室堂ターミナルに到着!ひんや~りします。高度100m上がるたびに気温は0.6度下がるらしいから、海抜0mのところと比べるとおよそ15度も低いってことか。過ごしやすいわー。
ターミナルから出たところ。ガスってるけど立山がぼんやり見えます。この視界でももうテンション↑↑です!
ターミナルの前には玉殿の湧水がありますが、人がたくさん集まってたのでこれはパス。
さて、まずは玉殿岩屋へ参拝に向かいます。途中で残雪があって大はしゃぎ!笑。下界は35度超なのにここには雪があるなんて。そよぐ風もひんやりしてて気持ちいい!
残雪のところから狭い道を下って、約5分ほどで玉殿岩屋に到着です。
道沿いに隣り合って2ヶ所ありました。今回の山行の安全を祈願!新田次郎の「点の記 劔岳」を読んで、必ずここに来たかったんだわー。
これで安心!さあ、ぶらぶら今宵の宿へ向かいます。岩屋から戻ってすぐのところには室堂山荘。日本最古の山荘。
山荘の遠景。山荘の中も見学できますよ。撮影禁止だったので写真はありませんが。
むっちゃガスってきて、数メートル先も見えなくなってきた!目視ではどこにいるか分からないくらいでしたが、はやくもYAMAPでルートを確認しつつ手探りするように歩きます。
不意に現れる案内標識も確認しつつ、雷鳥荘に到着です(15時)。突然建物が表れた感じです。真っ白で周りの様子が全然わかりません。
雷鳥荘で荷を下ろして休んでるとガスが晴れてきた!
わおぅ!雷鳥沢キャンプ場もよく見える。キャンプ場も見たくて、近い宿の雷鳥荘にしたんです。
右に見えるのが雷鳥荘です。到着したときは建物の全景が全く見えなかった。こんなロケーションだったのね。
お風呂に入って、明るいうちに夕食を頂きまーす!笑
うまーいっ!最高っ!
外は少しずつ日暮れに。
あっという間に闇の帳が下りて、
キャンプ場ではテントに小さな明かりが灯ります。ああ、いつかテン泊で縦走してみたい。
でも今日は安心の雷鳥荘泊。お休みなさーい。
【2日目・8/1】
朝が来た!
04時40分に起きて、ソワソワ、ソワソワ。晴れてる!すぐにでも出発したいけど、朝食は06時から。いつでも出発できる格好に着替えてスタンバイ。
20分早く食堂へ行くと一番乗り。扉の前で待ちます。06時キッカリに扉が開き、トップで入室!朝食はバイキングです。食べ過ぎました笑
荷物は昨夜のうちに用意しておいたので、歯磨きしたら出発です。
しばらく石畳が続きます。
右手に地獄谷。
ミクリガ池。少しそよ風があったので逆さ立山は見られず。
一ノ越への登山口から。浄土山と雄山の間のコルに一ノ越山荘が見えます。一ノ越から雄山への登り(左)がむっちゃ急登やん!
登山口に入ります。まだ雪があります!
ゆーきー!
いくつも雪渓を横断します。
一ノ越の到着!写真の建物はトイレ。100円で利用できます。トイレの向こうの坂が、、、キツそう。
やっぱりキツい!
所によって四足歩行で。みんな大変だ!
お花を見て気分転換。
雄山までもうすぐ!見えてからが遠い!
雄山、登頂!!
鳥居と建物が見えます。
鳥居から望む建物。あそこで神主さんにお祓いしてもらえる。
申し込むと鈴つきの御札?をもらいました。
お祓いしてもらいました。また、立山と白山の高さ比べの逸話を教えて頂きました。お祓いしてもらった建物の右に、雄山頂上の石碑があります。
石碑の手前にあるこの石(岩?)。神主さん曰く、この石が雄山3003メートル地点なんだとか。
社屋で立山シャツを買いました。
さて!雄山の次には大汝山へ向かいます。神社に向かって左手への道を行きます。
道中の花々
雄山から20分くらい?で、大汝山のピークが!左右のピークのうち左のが大汝山の頂上みたいです。
せまーいところに何人も登ってるので交代で写真撮りました。大汝山3015m登頂!
頂上から東側の下方には黒部湖が雲の合間に見えました。
これで立山のうち2つ(雄山・大汝山)の山頂をゲット!残るは富士ノ折立!その前にランチ!宿で作ってもらったオニギリ弁当と湯を沸かして汁物を頂きました。
んで富士ノ折立へ向かいます。が、富士ノ折立のピークはルート上になく、ルートから右への分岐に入らないといけなかったようなんですが、実はそこをスルーしてしまった、、、
正面が富士ノ折立。縦走ルートは左へ降りていきます。ピークへ行くには左へは行かず真っ直ぐ行く必要がありました。
ピークへの正規のルートはピークの南から北へ向かうルートなんだけど、分岐を左に行ってしまい、西側からピーク目指して登ってしまいました。けど、途中で傾斜がかなりキツくなるし、触れると落石しそうな石ばかりで、あきらめて下りました。
あきらめた地点から南方向を見た光景↓
富士ノ折立のピークはあきらめて進みます!真砂岳方面へ向かいます。ここからは稜線歩き~
左手、西側のガスが時折晴れると、室堂が見えます。
稜線の右手、東側は内蔵助カール。氷河!!
真砂岳のピークへは行かず、手前から左へトラバースして大走りから下山します。
大走りの下りは長いです。むーっちゃ長い!下山方向に向いて左手に茂みがあって、色々な花が咲いてる。それらを見て癒されながら(気晴らししながら)長い下りに耐えます。
時おりガスが晴れると向かいに山があることに気付かされる。
下りの終わりまでもうすぐ!だけど休みを入れないと動けません笑
渓谷の先には雷鳥沢キャンプ場が見えてます!
ラストがんばって、下り終了!!大走りを振り返る。
キャンプ場へ平坦な道を行く。
チングルマがたくさん。
川を渡ってキャンプ場に到着!
終わったーと思いきや、ここから雷鳥荘までが結構登る!標高差200mはあったかな?
無事に雷鳥荘に到着して、今回の立山周回山登り計画は達成!!休憩を含めて約9時間の行動です。疲れたけど景色を堪能できたし楽しかった!!
【3日目・8/2】
朝のバイキング。食べ過ぎ。
朝食を済ませて、お世話になった雷鳥荘をチェックアウト。
今日も朝から良い天気!昨日登った一ノ越から雄山・大汝山・富士ノ折立までが良く見える!
雷鳥荘を出て室堂のバスターミナルへ向かいます。名残惜しく振り返る。
血の池地獄。遠くに一ノ越。
地獄谷。
山崎カールを望む。
ミクリガ池。今は無風だ。むちゃくちゃキレイ!
ミドリガ池。逆さ立山!
室堂山荘。
名残惜しいけど、さあ、
帰ろう!
帰りのバスから撮った杉木。樹齢1000年以上とか!?
駐車場に戻った後、せっかくなんで称名滝へも寄り道してみました。称名滝最寄りの駐車場から称名滝まで1200mもありました、、、しかも登り。下界の猛暑の中、もう歩くのもましてや登るのも終わりと思ってたところなんでショックは大きいですが、ここまで来たら行くしかありません!
がんばって歩くこと15分ほど、滝はまだ見えませんが細かい水しぶきが飛んできて涼しくなってきた!もう少し行くと橋があって、橋から称名滝の全貌が!細かい水しぶきに包まれて涼しいし、思った以上に滝が大きくて、しばらく見とれてしまいました笑
以上、夏の立山散策でした~