登山で自炊するときのバーナーとして、ド定番らしいプリムスのP-153を入手したので、それ用の風防を自作。
ネットで調べてみると皆さん色々自作されてたので、それを参考に、少しだけアレンジして作りました。
まず用意したのはアルミの薄板。幅400mm、長さ600mm、厚み0.2mmのがホームセンターにあったのでこれを購入。ここから幅340mm・高さ70mmを切り取ります。
切断は普通のカッターで5回くらい切れ目を入れたあと、切れ目に定規をあてて数回山折り・谷折りを繰り返すと、パキッと切り取れます。切り口はバリが出るので紙ヤスリ（#400）で処理。
切り取った帯状のアルミシートに、さらにカットしたり折り曲げたりするための目印をボールペンで書き込みます。
上端から7mmと17mmのところに横線を入れます。左右端から15mmのとこに上端から17mmの縦線を入れ、さらにこれらの線から左右の中央側103mmの箇所に同じく上端から17mmの縦線を入れます。つまり縦線は4本で、これによって左右方向に15mm、103mm、104mm、103mm、15mmの5つに区切られます（全部足すと計340mm）。
縦線の位置はバーナーのゴトクの先端が挿入される予定の箇所です。そこで、上端から2本目の横線と各縦線との交点箇所に穴をあけます。
電動ドリルを使って、ゴトクの厚みから、径は2mmにしました。他の交点3箇所も同じように。
そして、この穴幅に合わせるようにして縦に幅2mmのスリットを上端から入れます。カッターで左右に縦の切り込みを入れてハサミでジョキジョキするだけです。
スリットを入れた状態です。
これでもうほぼ加工は終わり。穴の縁やスリットの縁が鋭くなってるので紙ヤスリで滑らかにします。
ちなみに角はRに丸めておきました。下の写真に見える丸穴は、このアルミ板の左右両端に開けてあって、風防を丸めてゴトクにセットしたときに針金フックで両端を拘束するためのフックを引っ掛ける穴です。
次に、上端から7mmのラインに沿って谷折りします。上端をはみ出させるように、ラインに沿って定規を上から当て、もう一つの定規を下からあてがって上へ起こしていきます。
直角に折り曲げたところ。
折り目の谷部分にワイヤーをセットします。今回は道具箱で見つけたこの針金を使います。たぶん径0.8mmくらいのステンレス製かな。
これをアルミ板より少し長めにカットして、谷部分に押し当てて、アルミ板の上端7mm部分をさらに折っていきます。
この作業が一番手こずったかな。ワイヤーが谷部分の一番奥に素直に収まってくれず、ずれてしまいがちなんで、定規で奥へ押し込みつつなんとかアルミ板を折り畳みました。
端に飛び出たワイヤーは、適当な長さを残してカットし、飛び出たワイヤーは、アルミ板を最後に丸めたときに内側になる方へ折り返しておきます。
最後にアルミ板を丸めます。コッヘルの外側の曲面に沿って丸みを付けて、あとは手で適当に丸めてー、完成！！
コッヘルに水を入れて、点火！！
もちろん、風防はコッヘルの中に収まります。
250のOD缶も収まりますし、
バーナーも収納できます。
ちなみに、ゴトクにはワイヤーで引っ掛けてるんで、風防より径の大きい鍋なんかも置けます。
あ、そうそう。結局、両端を拘束するフックは要らなさそう。。
