2021/07/31-08/02 ファミリー登山 15 白馬乗鞍岳・白馬大池

 

天空の湖、白馬大池へ行ってきました。
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本当は、1日目・白馬大池(泊)、2日目・白馬岳まで往復して白馬大池(泊)、3日目・下山、の予定だったんですが(これでも一般的な山行より余裕のある計画)、2日目を大幅に短縮しました。。詳しくは下記を参照下さいな。

 

◆7/30 sat

朝から食材を調達しに出かけて、昼から散髪しに行き(風呂に入れないのでせめて短髪にしておきたかった)、んで昼寝。

わくわくしてあまり寝られませんw。2時間足らずで目が覚めました。

夕飯を食べてシャワーして、夜9時過ぎに出発!

名神から北陸道を通って糸魚川で下道に入り、南下して栂池へ。

 

◆7/31 sun

途中、SAで何度か休みをとりながらドライブして、朝の5時頃に栂池の目的の駐車場に到着。f:id:urashima_san:20220803191245j:image

 

駐車場横からゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然園まで上ります。

ゴンドラは定員6人ですが、コロナ対策で4人まで。実際には4人未満でもパーティー単位で乗ってる感じでした。
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ゴンドラからは白馬の山々が望めます。好天です!
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7時28分

ロープウェイを降りて5分ほど歩くと登山口です(標高1850m)。この建物の手前の右からは、登山装備じゃないと進めません。

では、登山スタート!

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登山口から少しして木の階段を上り、その後は大きめの石がゴロゴロしてて歩きにくい道を行きます。大池までは標高差600mほどで、距離で割ると、それほどハードじゃないと予想してましたが、なにがなにが。。
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途中、小さな雪渓を越えたり、夏の日射しで火照る腕の肌を湧水で冷やしたり。

 

しばらくして木道に到着です。歩きやすい!
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天狗原(てんぐっぱら)

ここで大休憩します。ザックを下ろし、水分補給し、おやつを食べて、高山植物を観察。
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こんなのとか。
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こんなのとか、色々あります。

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詳しくないので花の名前は分かりません。

 

さて、行きましょう!

スタートからすでに2時間近く経ってます。「山と高原」の標準コースタイムだと1時間20分らしいですが、われわれは相変わらずユックリ登山ですw

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天狗原を過ぎると、岩場の急登が続きます。むっちゃしんどい!天気も怪しくなってきてます。下からガスが上がってきます。
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休憩しながら、ゆっくり、ゆっくりと。

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岩場の足元にも可憐な花が。
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岩場の次は雪渓です。7月末でもまだまだ雪が残ってます。雪渓にくると、雪で冷やされるのか、風がヒンヤリして気持ちいい。
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休憩します。
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チェーンスパイクを装着して雪渓を上ります。スパイクはなくても上れそうですが(なしで上ってる人もいた)、疲れてて足元がおぼつかないんで、こういうときは周りを気にせず安全サイドで行動します。

滑ると止められなくて何十メートルも滑って岩に激突!とか、最悪ですからね。
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雪渓の後には更なる岩場の急登が立ちはだかります。写真は取り忘れましたが、1つ1つの岩が大きくて踏ん張りが必要だし、バランス崩して落下しないよう集中を保たなければならなくて、なにせ疲れます。
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白馬乗鞍岳(標高: 2436m)登頂!

その急登を越えると白馬乗鞍岳に到着!スタートから約4時間半。
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ここまで来れば、白馬大池までは下りのみ!
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ヤッホーと下っていけると思ったら、ここも大きな岩だらけ。歩きにくいったら歩きにくい!妻も娘も最後まで大苦戦。

 

大池が見えて赤い屋根の山荘が近づいてきました!しかし見えてからが遠い(登山あるある)。岩場にトドメを刺されるように疲弊しながら、今日の幕営地に到着です。スタートから約5時間半かかりましたー(標準コースタイムは3:20)。

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テント設営完了!今回、初のテント泊です。mont-bellのステラリッジ4。山のテント場でよくよく見かけるステラリッジです。
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山でも盗難があるらしく、テントを少し離れた隙に、テント内のモノ(バーナーとかシュラフとか)や、テントそのものを持っていかれた例もあるそうです。

 

その対策の1つとして、テント本体に落書きしておきました。だいたい盗難の目的は転売らしいので、落書きしておけば転売に不向きでしょうから。あと、入り口のファスナーにはダイヤルロック式のカギを付けるようにしました。
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今晩は初のテント泊を祝して、我が家の大好きな鍋料理です(わーい!)。季節は真夏ですが、大池周辺の夜は10度台まで気温が下がるので全然大丈夫。

 

この後、夕方頃から大雨に!初テントで大雨にあたられ浸水しないか心配でしたが、結果的に大丈夫でした。テントってすごいっ!

 

翌日早くにスタートするため、夜8時頃には就寝しようと思ってました。けど大雨のままで、雨粒がテントを叩く音で眠れるか心配でしたが、疲れが勝ってグッスリw

 

◆8/1mon

朝2時起床

普段の生活では考えられない時間です。外に出てみると星空がすごいっ!スマホの写真には写らないですが、天の川も見えて。

 

テント内は16度。それでもシュラフに潜り込んでると私は全然寒くありませんでした。半袖短パンで平気。外はおそらく10度台前半でしょう。

 

トイレに行ったり朝食の用意をしたり着替えたりしてると、あっという間に時間が過ぎます。東の空が白んできた!早く出発しないと!

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3時に白馬岳へ向かって歩き出す予定でしたが、4時15分スタート!

 

ヘッデンを点灯して歩き出します。
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まだ大池近くですが、どんどん白んできます。
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少し登っては御来光方向を眺めます。
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<動画01: 雷鳥坂から>

 

<動画02: 雷鳥坂から>

 

御来光です。
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西の小蓮華山にも陽が当たるようになってきました。
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さあ、先へ進みます。

 

しかしカラダがきついです。慣れない早朝からの行動ってのもありますが、昨日の山行が予想外にきつくてその疲れが取れきれてないからかな。空気が薄いってのも原因かも(SUUNTOによると酸素濃度は平地の74%らしいし)。

 

標識らしきものが見えてきました。
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船越ノ頭

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ここから白馬岳が望めます。
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行く手はこちら、小蓮華山

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この時点で白馬岳まで行くのはやめて、小蓮華山まで行って引き返そうということにしました。体力的に無理っぽいなと判断して。白馬岳に到達はできても、戻ってくる体力が残ってるか?と。

 

小蓮華山へ、レッツゴー!
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娘とw
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しかし、結構しんどいぞっ

上の写真だと緩やかに登る稜線沿いの良さげなルートなんですが、疲れが抜けてないカラダにはこれでも厳しいっ
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娘の写真ですが、疲弊してるのは私と妻。娘はまだ平気だったようです。若さっていいね!w

 

と、いうことで、小蓮華山にも到達せずに、引き返すことにしました。ここまでにしましょう!

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戻りまーす!
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私としては、当初は小蓮華山から三国境の間辺りで雲海からの御来光を拝んで、その後ちょっと行って白馬岳山頂をタッチして引き返そうと思ってました。それが、出発して早々に朝日が出ちゃったので、モチベーションを失ってしまい、途中からテントに戻って昼寝することを思い付いちゃうとその誘惑を拭えませんでした。

ま、無理は禁物です。

 

白馬岳、大雪渓も見られたし、今回はこれで良いことにしよう!
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遠目に槍ヶ岳も見えました。
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雷鳥坂からの大池はまた一段ときれい。
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下りの途中で雷鳥に会えました!

 

大池へ下って行きます。
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マイホームに到着!まだ8時半です。えらく早く終わりましたねw  このまま下山もできる時間ですが、もう1泊して体力を回復させてからにします。
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さあのんびり過ごしましょう。白馬大池の近くまでこれますが、昨日は来てなかったので、行ってみました。
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さすがにきれいな水です。
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サンショウウオがいます。よく見るとあっちこっちにたくさんいました。
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場所を変えて、テント場の全景。
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あちらへ行くと蓮華温泉
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近くで咲いていた花。
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2日目も夕食後あたりから大雨になりました。昨日に引き続きの雨でもう慣れた感じだったので、特に気にすることもなく就寝。。

 

◆8/2tue

3日目は朝2時半に起床。
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朝ごはんを食べてテント撤収です。そうこうしてると夜が明けてきました。

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帰りも気を付けて。

 

白馬乗鞍岳から見た小蓮華山です。あの向こうの白馬岳へは、またいずれチャレンジですね。
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おしまい

 

追伸

「あれが大雪渓かえ?」

(いえ、大池近くの残雪です)